毎年、9月〜10月の時期になると鮭釣りアングラーがそわそわし始めるかと思います。 北海道の鮭たちが生まれた川に戻ってくるのです。 鮭といってもベニザケ、ギンザケ、カラフトマス、キングサーモンなど実は多くの種類がいます。 その中でも北海道に戻ってくる鮭は主に白鮭とカラフトマスです。 鮭は生まれてから2〜8年もの時間をかけて戻ってきます。 回遊ルートはベーリング海やアラスカ湾(北アメリカ)にまで回遊して戻ってくるという情報はお聞きになった方も多いかと思いますが、冷静に考えてみて北海道で生まれてベーリング海からアラスカ湾まで多いでいくというのは自然の偉大さと言いますか、人間では想像もつかないパワーを秘めていると思います。 今回はパワフルな鮭を北海道で釣るためのポイント情報をお伝えしていきます!ポイント情報は無数にあります。 秋になると北海道全域がポイントといっても過言ではないです。 枝幸紋別の道東、道北、札幌・小樽からも通いやすい道央そして道南です。 いくつか地域でまとめて紹介いたします。 鮭釣りの時間帯は何時ころが良いのでしょうか?鮭においては一概にこの時間帯と言い切るのは難しいですが、一番人気の時間帯は早朝(朝マズメ)です。 次の時間帯に夕方(夕マズメ)です。 なので、時間帯に迷ったらいつもの釣りと同じようにまずはマズメの時間帯で試してみると良いです。 もちろん昼間の時間帯でも釣れることもあるので、できればそのときの状況を釣れてる人に情報を聞くのが良いと思います。 鮭を釣るコツも実際に釣れている人から情報収集するのが一番ですが、ウキルアーやウキフカセで言うと一つはタナ取りです。 鮭の泳いでる層を見極めながらこまめに調整していくのが釣果を伸ばすコツです。 ウキルアーを巻いてくるスピードなどもありますが、最初は見よう見真似で試してみてそこから少しずつコツを掴んで行くと良いと思います。 紋別から北上したところにある枝幸港ですが、道東の枝幸紋別地区では有名な港です。 こちらの港は釣れない時期は2月から4月下旬までとほぼ年中たのしませてくれる場所です。 5月のカレイに始まり12月、1月のサクラマスまでチカやサンマから鮭まで様々な魚が楽しませてくれます。 海底は岩礁帯に砂泥地に飛び根などと変化に富んでいます。 南外防波堤基部の小型船だまりは鮭の1級釣り場でしたが、9月1日から10月20日まで禁止となっています。 枝幸港真ん中にある南防波堤は水深が深く鮭の実績も高いです。 釣果を伸ばすポイントですが、時間帯や天候によって鮭の泳ぐ層がちがうので小まめなタナ調整がコツです。 紋別市内から車で1時間半ほどです。 ここまで北海道の鮭釣りポイント情報を書いてきましたがいかがでしたでしょうか?SNSが発達した今日では鮭釣りの情報も多く飛び交うようになりひと昔前よりも今はどの場所が釣れているのかといった情報を手に入れるのも楽になりました。 鮭釣りのシーズンも主に9月に始まってほとんどが12月には終わりを迎えます。 鮭のシーズンインがいつなのかはその年になってその場所にならないとわかりませんができるかぎり、その場所の鮭シーズンインを確認してから出かけると良いと思います。 ただ、行ってみて釣れないのも貴重な経験となって蓄積されていくので、釣れない日も楽しめる余裕を持てるようになると釣りそのものを楽しめると思います。 実際は道東の枝幸紋別はもちろんのこと、札幌や小樽からのアクセスの良い積丹や石狩地区でも鮭は釣れています。 また、道東道が開通しタことにより札幌、小樽からでも道東の紋別までは4時間ほどで着けるようになりました。 北海道では特に鮭の放流事業が盛んに行われていることもあり、秋になると今まで以上に盛り上がりを見せているように思います。 北海道はこのようたくさんの素晴らしいポイントがあります。 これから鮭釣りを始めてみようとお思いの方もこの記事が場所を決めるひとつのきっかけにしていただければ幸いです。
次の二日連続での鮭釣り。 前日釣れたポイントへ。 今日は妻が今シーズン初のサケ釣り参戦。 どこに入るか迷ったけど、とりあえず前日釣った場所へ。 しかし、すでに他の釣り人が…。 仕方ないので少し離れた場所に入る。 釣り座が確保出来たのでタックルの準備。 まずは浮きフカセの仕掛けをセット。 暗いうちはほとんど釣れないのでしばし妻とおしゃべり。 こういう時は同行者がいるといいですね。 段々と東の空が明るくなってきたので始めることに。 海の様子を見ていると、たまに鮭が跳ねてる。 どうやら魚はいるみたい。 しかし、アタリが無い…。 周りでも誰も釣れてない…。 昨日だともう数本は上がっている時間なのに。 今日は厳しいのか? 一日で状況が一変してしまうことはよくあることだし…。 そんなことを考えていたら、少し離れたところでやっていた釣り人に鮭がヒット! ついに地合いが来たか! そう思い、気合いを入れ直してみたものの…その後は誰も釣れず…。 ダメ元でウキルアーに替えてみたけど反応無し。 少しはあった跳ねやモジリもほとんど無くなり…。 釣れる気配なし。 こうなると周辺の様子が気になります。 全体を見渡していると…1ヶ所だけやけに釣れている場所が! 今日はそこが正解だったかぁ…。 入釣時にどちらにするか迷った場所の近くだったとは。 そうこうしているうちに妻は通常通り仕事があるので無念のタイムアップ、戦線離脱することに。 その後、何の打開策もないままダラダラと続けていたけど、一向に釣れる様子なし。 このまま続けるのは無駄に思い、釣れてるほうへ移動することに。 少し離れているのでいったん車に戻り、移動。 当然のことながら、一番フィーバーしている周辺には入る余地なし。 なのでその並びの一番端でやることに。 準備をしながら海の様子を見ていると…釣り座の正面の沖の方でも時折鮭が跳ねてる。 距離的には届かないけど、岸寄りするかもしれないし、チャンスはありそう。 さっそくウキルアーをキャスト開始。 しばらくすると、ググンっと手応えがありリールが巻けなくなる。 すかさずロッドをあおり合わせを入れると…ヒット! しっかりフッキングさせるために2・3度ロッドをあおり合わせを入れ直します。 手前まで寄せてくると…銀ピカで立派なサイズの鮭! 何とか無事タモ入れ成功。 さっそく〆めて血抜きのために鰓(えら)をナイフでカット。 スカリに入れて海中へ。 地合いはまだ続いているみたいなのでさっそくキャスト再開。 すると、さっきまでは沖でしか無かった跳ねやモジリが割と近くでも…。 これはチャンス到来! その近くにキャストしてゆっくり巻いていると… 急に重くなり、合わせを入れると…ヒット! 何と2本目が来ました。 今度の鮭は先ほどの鮭に比べるとやや小ぶり。 それでも手前まで寄せてからは左右に走り回ります。 これも銀ピカの綺麗な鮭です。 2本も釣れてすっかり満足。 しかし、周りではまだ釣れているので当然続行。 先ほどまでと比べるとだいぶ跳ねやモジリの回数が減ってきた感じ。 もうそろそろ地合い終了かな…と思っていたら…まさかの3本目がヒット! サイズは2本目と同じくらい。 3本目の鮭は割とすんなりタモ入れ成功。 終了予定時刻を大幅に過ぎていたのでここで納竿とすることに。 最初に入ったポイントでは全く反応が無く、移動した先で3本釣れたという幸運。 今年は調子良いです。
次の北海道の秋の味覚と言えば、間違いなくランキング上位に入ってくるのが「鮭」「イクラ」でしょう! 鮭がもたらしてくれる赤い身とイクラは釣り人を熱狂させます。 鮭の身とイクラを使った「親子丼」はメチャクチャ旨いですもんね! ただ鮭は数が釣れる魚ではないため坊主(釣り用語で1匹も釣れないこと)もあり得る釣りなんですよ。 特に初心者の方には辛い釣りになることが多いです。 しかも、暗黙のルールなんかもあったりしてハードルが高いと思われる初心者の方もいます。 なので、この記事では初心者の方のために鮭の釣れる時期と釣れる理由、暗黙のルールを解説していきますね。 釣り方が分からなければ、釣れるのに何年もかかってしまう魚なのでぜひこの記事を参考にして鮭を釣っちゃってください! 目次• 鮭が釣れる時期 鮭は産卵のために岸寄りしますが、岸寄りのメインは秋です。 秋鮭(あきあじ)とも呼ばれることからも秋がメインだということが分かりますね。 ただ最近では7月後半から釣れることが分かっており7月になると鮭を狙い始める釣り人が出始めます。 ただ7月は鮭の群れとしてはかなり薄いので釣りジャンキー以外は狙わないことをおすすめします笑 SNS等で釣れた報告があっても「もう釣れるんだねー」くらいに思っておいた方がいいですよ。 毎年大きな群れがやってくるのは8月後半からですね。 そこから 11月くらいまでは間違いなく北海道全域で釣れていきます。 ただ噴火湾や函館方面の鮭は遅い時期に岸寄りすることが多いので、11月もメインで釣れてくれます。 驚くことに群れの少なさや寒さに耐えられるのであれば正月明けの1月にも鮭が釣れた報告は毎年あります。 年明けまで釣れるなんて、その鮭はもう冬味と呼んでいいと思います笑 12月の噴火湾なんかは普通に鮭釣りのアングラーがたくさんいますしね。 最近、少しずつですが認知されてきてる釣り方 にルアー(スプーン)単体での釣りがあります。 主に普段からルアーフィッシングを楽しんでいる人がやってることが多いんですが、まだまだ認知されていないのも事実です。 引っ掛け釣りと勘違いされることもあるから中々手を出しづらいんですよね。 特に混んでるところではやりにくいです。 去年まで大丈夫だった場所でも規制が始まる1~2ヶ月前に 突然規制となる場合があります。 必ず釣りをする前に河口規制が入っていないか確認するようにしましょう。 河口規制が入ってるかどうかは下のリンクが参考になります。 河口規制が厳しくなっている背景には鮭の資源量の低下もありますが、残念ながら 釣り人のマナーの悪さも原因の一つなんです。 資源量の低下に関しては、地球温暖化だったりロシアとの関係や稚魚放流の中止が関係してそうですが、正確なことは分かっていません。 この辺りはお偉いさんに研究していただいて私達釣り人は結果を待ちましょう。 マナーに関しては釣り人がすぐに対応できます! 釣り人がすぐに出来るマナー ゴミは持ち帰る 漁港に置いてある物には触らない 漁船に勝手に乗らない 駐車禁止の所に駐車しない 夜は静かに待機する 排泄は決められたところでする どれも簡単なことですよね? むしろ当たり前のこととも言えます。 このままじゃ北海道全域で鮭釣りが楽しめなくなる日が来るかも知れません。 これ以上規制が厳しくならないよう釣り人一人一人が自覚を持って行動すべきです。 トラブルに注意(暗黙のルールを守る) 鮭釣りは狭い所に釣り人が密集するので非常にトラブルが多い釣りでもあります。 肩と肩が触れ合うような状況で釣りをするなんて鮭釣りをしない人に取っては信じられない状況でしょう。 私もそんな釣りは鮭釣りしか知りませんもん。 この写真は朝マヅメが終わった段階で半分以上の人が帰宅した時の状況です。 普段ならこの状況でも異常なくらい釣り人の距離が近いですが、 鮭釣りに関してはこれで隙間が空いてます。 なので釣りの先輩たちがトラブルにならないように暗黙のルールを作ってくれたようです。 私も誰に教えてもらったという感じではなく釣りをする中で自然に教えてもらったルールになります。 肩と肩が触れ合うということは ロッドが触れ合う可能性もメチャクチャありますよね。 ロッドとロッドが触れ合うだけなら良いですが、キャストした時に触れ合ったらロッドがボキっと折れてしまうこともあります。 そうなるともう釣りどころじゃないですもんね。 そんなトラブルを回避するために混雑した釣り場では以下のことを守りましょう。 暗黙のルールみたいなものなので誰しもが守っていることではありませんが、トラブル回避には付き物なので私は必ず守っています。 鮭釣りのトラブルを回避するために気をつけること ロッド(竿)の先端は上に向けない キャストする時は「行きまーす」とか「投げまーす」とか声をかける(周りがロッドの先端を下向きにしてくれる) キャストは振り切らない(普段キャストする時は地面に対して平行くらいまでロッドを降リますが混雑してる時には頭の真上を少し過ぎたくらいで止める) ロッドの先端を下げてくれない人には丁寧に「下げてもらえますか」とお願いする これさえ守っていればロッドを折る折られるということは無くなります。 声をかけてれば周りとも自然に仲良くなって釣りをしやすい環境になりますので積極的に声を出していきましょう。 また、ラインが絡まるトラブル(通称:お祭り)と呼ばれる状況にもよく出会います。 釣り場が混雑していますので、これも仕方のない状況といえば仕方のない状況なんですが、お祭りになる状況を少なくすることは可能です。 そのためには以下のことを気をつけてみてください。 ライントラブルを回避する方法 ・手前にキャストしない 手前には無数の釣り人のラインがあります。 無数のラインの上にキャストするには他の人のラインがどこを通ってるのかを全て把握しなければいけません。 上級者向けのキャストになるため手前にキャストするのは止めましょう。 ・潮の流れる方向と逆の方向にキャストする 潮は多くの場合左右どちらかに流れています。 キャストする場合は事前にどちらに流れているのかを確認しておきましょう。 そして潮の流れる方向とは逆側にキャストします。 例:左から右に流れている場合は左にキャストする そうすることで近くのエリアだけを把握しておけば他の人とライントラブルになることは少なくなります。 上の状況で右にキャストしたらどんどん右に流れていくので、メチャクチャ遠い人とライントラブルになる可能性もあるんです。 そうなるとたくさんの人とライントラブルになるので解くのにも時間がかかってしまいます。 この状況を避けるためにも潮の流れる方向とは逆の方向にキャストするようにしてください。 ロッドトラブルとライントラブルさえ気をつけていれば、他人とトラブルになることは少ないです。 少なくとも私はトラブルになったことはありませんよ。 鮭釣りは怖くて出来ないという人も怖がらずに初めてみてください。 「毎回、真っ直ぐにキャスト出来ないから無理かも?」とか思いました? 大丈夫です! 明らかに初心者だなーと思ったら、周りの釣り人も気をつけてキャストしてくれたりキャストの方法を教えてくれますから。 心無いことを言ってくる人も実際にいますけど、そんな人は少数派ですからね。 釣り場を守るのは釣り人の役目です。 ずーーーっと釣りを趣味として楽しむためにも自分ルールとしてビニール袋1枚分のゴミは持ち帰るなどの行動をして頂けると嬉しいです。
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